こんにちは、イマジンポケットの齋藤です。
今日はECビジネスでご活躍中の方にお話を聞かせていただこうということで、株式会社楽家の濱谷拓也さんに来ていただきました。
今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速ですけど、自己紹介とどのようなビジネスをされているか。
ちょっと教えてもらってもいいですか?
商材は「しゃみせん」なんです。
日本の伝統的にある楽器「しゃみせん」です。
自分元々しゃみせん教室の先生をやってます。
しゃみせんを好きなもんですから、とにかくたくさんの人に伝えたいという思いだけで教室を始めて。
生徒さんが集まるようになってきて、それでお店を作りたいなというか教室を作りたいなというのがメインだったと記憶しています。
教室を作るときに生徒さんたちに、いいしゃみせん、間違いのないしゃみせん、ちゃんとしたしゃみせん、できれば安価、安く気軽に提供したいというところから、そういった思いがお店作りのベースになって今に至るというところになりますね。
私のところご相談に来られたわけですけど、ご相談に来られる前はどんなことを課題としていましたか?
課題というか起業というところになるので、何もわからないところからですよね。
何が課題かもわからないっていう状態から、ただやっぱり一方でもやっとしたものをたくさん抱えていた記憶がありますね。
しゃみせんという商材が自分が思っているイメージ、そしてこれからこうしていきたいって思っているイメージと、みなさんとのイメージのギャップがとても大きいなっていうことを常々考えていて。
自分はちっちゃいときからやってるからすごく身近にあって楽しくて、しゃみせんを持つことで色々楽しい経験もさせてもらってるし、みんなに伝えたいと思って教室を始めたんだけども、
どうしても周りの人が持ってるしゃみせんのイメージって、すごく敷居が高くて伝統的で格調・格式があって、なんかそういう様なイメージで捉えてる方が多くて。
そのギャップを埋めるっておかしいですけど、僕はしゃみせんが好きなんで、自分が思うしゃみせんを伝えたいと思う中で、中々伝わらないというギャップを持ちながらの起業だったというところであったと思っています。
起業しようとしているけど、自分が目指しているところがなんとなく感覚的にあって。
そこをどういう風に実現していったらいいかというところの道筋が見えない?
全くわからなかったですね。
色んなコンサルタントって多くいるんですけど、私のところを選ばれた理由とかあったら教えてください。
僕もサラリーマンの時代があったんですけど、その時もコンサルの方出入りされてましたよ。
で、一社員としてコンサルの指導を受けたり、コンサルが指導されたと思われる経営方針が下ってきたりっていうことが経験としてあるんですけど、現場感覚とずれてる時ってよくあるんですよね。
それは多分経営者の感覚だろうし経営者がコンサルと話し合って練り上げたものを下におろしてくるんだろうけど、それは経営者が目指しているところだったろうから、そこに向かっていくべきなんだろうけど、どうしてもそのギャップを感じて白けてしまうときってよくあった記憶が。
おそらく経営者は信頼してコンサルを頼んだんだろうけど、その時の現場のスタッフとしての感覚は
「コンサルってなんなんだろう」
「なんであの人いるんだろう」
言い方悪いけど「あの人のせいで、僕らはこんな苦労させられてる」
そんな様な被害者意識すらあった時代があります。
それとうちがちょっと違ったわけですかね?
そうですよね。
だから最初はちょっと抵抗ありました。
「何か悪知恵を仕込む人たちじゃないか」みたいな。
それはちょっと言いすぎですけど、そういう意味で慎重にはなってましたよ。
だから秀さんと縁があって、コンサルだっておっしゃったときも、ん?という少し慎重になりながら話は聞いてた記憶があります。
ただ、それが功を奏していたと思います。ただノリで「いいですね」っていうことで言ってたわけじゃなくて、「あぁこの方だったら信頼できるな」っていうそういう思いがあったのは覚えていますね。
その中で実際コンサルとして使っていただいて、どんな変化がありましたか?
もやっとしていたことが色々と整理されてきたっていうところですかね。
当初やろうとしていることと、届けたい方々との思いのギャップには気付いてても、そこをどう埋めるかっていう方法が全く見えてないものを、少しずつハシゴを架けてくれたというか、ステップを作ってくれた。
今もその途上と思ってますが、少なくとも起業の段階でそこに向けての階段を作ってくれた、土台を作っていただいたっていうところもあります。
もやっとしていたことが整理できた?
間違いないですね。
そうですよね。
結構時間を掛けてワンステップずつ固めながら、最後コンセプトまで作ってペルソナも作って。
そうですね。
それが今のこのお店になってるっていうことなんですけども。
ペルソナなんて最たるもんですよ。
一人に絞れなんて無理でした、当時は。
もやっとしてていろんな人に向けていきたいって思いがあるんで。
事業のスタートはみなさんそうですよね。
みんなに受け入れてもらいたいっていうのと逆行してる作業じゃないですか。
この人に絞るっていうのが。
その時のコンセプトやペルソナって覚えています?
覚えてますし、今も常に意識はしているし。
ペルソナの人が来るとにやっとする。
あれからもう数年経ちますけど、今どんな形で運営とか、規模とか?
ECサイトについて言えば、当初からもうとにかく自社会員、登録会員を増やしてっていう戦略を練っていただいていたのを、ようやく着手してるところですかね。
おかげさまで少しずつ増えてきて、その自社会員の中で色々な展開を今後考えていきたいなと思っている時期です。
ネットショップってほんとに思うんですけど、データを取りやすいビジネスだなと。
それを活用できるビジネスだなと思うんですよ。
実店舗をお持ちのクライアントさんも結構おられるんですけど、お客様が何人来るってのがわかってますけど、ほぼほぼ名前もわかんないって人が多いんです。
ネットショップは買ってくれたら注文台帳に残っちゃうんで、それをどう活用するのかっていうのをしっかりやられてるところは一握りですね。
これからそこを行くんですかね?
そのつもりです。
日々の売り上げにどうしても翻弄されてそちらに目が行ってたのを、少しずつ長期的な展望が持てるようになってきたっていうところかなと思います。
ようやくですけど。
今ちょうどコロナで、目先の課題っていうのがあるんですけど。
それも踏まえて今後こんな風にしていきたいとかありますか?
大変な時代なんですけども、ましてや教室をメインにしてた事業なんで、教室に生徒さんがいらっしゃらないと大変なことになるなという思いはあったんですけど、これもちょっとプラスに考えて。
今、実際リアルで生徒さんって来られてるんですか?
8割は戻ってます。
ただ、コロナの時期にやったリモートのレッスンがあって、前からなんなりと繫げばできるなっていうイメージはあったのを実践した結果、そこから出てくる課題と可能性ってのが見えたっていうところはありますね。
そこまで見えれば後はじゃあ事業化をどうするかっていう計画まで立てれるな、とは思っているところです。
それを積極的にやっていきたいなと思ってます。
リモートで繋げばしゃみせんという商材をこの富山だけじゃなくて世界に通用するというか、今認知されつつある商材なんで、可能性が広がっていくんじゃないかなと思っているのが一つ。
後、しゃみせんで培ったノウハウを今ちょっと他の楽器にも転用して創作していく。
しゃみせんを簡易的にすることによって、今SHABOという商品が受け入れられてきているので。
オリジナルの?
そうです。
見せていただいてもいいですか?
こういう通常のしゃみせんに比べて軽くまず軽量化するということ、何よりも安価にするということ、これからしゃみせんを始められる方が手に取りやすいものにするというで、ネットを中心に広がってきています。
和楽器って何百年間ずっと形を変えずに練習されてきているものを、もっと現代の生活スタイルに合うようにアレンジなり進化させて、現代に受け入れられるものになるんじゃないかという取り組みを少しずつしているところです。
こうやってコンサルを受けていただいて、どんどん楽家さん変わってきてますけど。
他の方に私のコンサルをおすすめできるとしたら、どんな方におすすめできますか?
僕はもう起業のときからお世話になっているので、これから起業しようという方は超おすすめですし、間違いないと。
7年経ってもそうなんですけどもやっとしていることがやっぱりあるし、そういったものを整理したい、経営的な戦略を基に築き上げていきたいというときには間違いなく頼めばいいんじゃないですか。
あんまり秀さんをおすすめすると忙しくなっちゃうから、うち見てもらえなくなるかと思って心配になるじゃないですか。
大丈夫です!
今日は本当に貴重なお話をいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。