無料で利用する方法
顧客リストに対して再来店やリピート購入して頂くために、メールマガジンやステップメールはとても効果の高い方法です。
このページをご覧になっている方は、その手段としてMailPoetを利用しようと考えてるのかなと思います。
メルマガやステップメールは、まず読んでもらうことが先決ですよね？
キャンペーンを設計、いろいろな準備をしても、メールを読んでもらえなければ始まりません。
読んでもらえるかどうかの大きな分岐点。
まずは送ったメルマガやステップメールが迷惑メールに判定されないことです。
MailPoetでは、送信メールアドレスを自社ドメインでもGmailでも設定できますが、メールサーバーもそれを使うので迷惑メールに判定されることが多くなるようです。
その対策として、「MailPoet送信サービス」というものがあります。
これを使うことで、送られたメルマガやステップメールを迷惑メール判定から外せる確率が上がります。
こちらのページでは、その設定方法を説明しています。
正確に設定を行って、読んでいただけるメルマガやステップメールにしていきましょう。
メルマガ・ステップメール配信の仕組みを作るプラグイン「MailPoet3」をインストール・有効化していることを前提に、「MailPoet送信サービス」の設定方法をご説明しています。「MailPoet3」を未導入の場合は、まずは下記ページを参照しながら設定を行ってください。
- MailPoet送信サービスの内容が詳しくわかる
- MailPoetの無料プランに加入し、アカウントを取得できる
- MailPoetプラグインと連携し、MailPoet送信サービスが利用できるようになる
トータルアドバイザー齋藤秀峰SAITO SHUHO
2009年に自社ブランドのネットショップをオープン。2017年にWordPressのWelcartへショップを移転。その経験を元に、多くのネットショップをWelcartにて新規構築。現在もWelcartの運営を行いながら、日々研究を繰り返しています。
MailPoet送信サービスとは
メール配信をしていく上で気を付けたいのが「送信方法」についてです。
MailPoetの初期設定では、サーバーを介してメールを送信する設定になっています。MailPoetメニューの「設定」から「送信方法」のタブを開くと表示されます。
上記の初期設定のままの場合、以下のデメリットが考えられます。
デメリット① 迷惑メールフォルダに分類される可能性がある
メールの送信者にフリーメールアドレスを設定すると、下記のような警告文が表示されます。送信者の設定について詳しくはこちらの記事でご説明しています。
警告文を無視して設定することも可能ではありますが、実際にメールを配信すると購読者のメーラーで「迷惑メール」に振り分けられる可能性が非常に高くなります。
フリーメールアドレスを使用していない場合でも、購読者のメーラーの設定等で迷惑メールフォルダに分類されてしまう可能性もゼロではありません。
デメリット② スパムメール扱いになる可能性がある
購読者が増えていくと、一度に配信するメールの量も比例して何十、何百…と増えていきます。その何十、何百…と増えたメールが購読者の「迷惑メール」に分類されてしまうと、スパムメール扱いにされる可能性が高まり、その場合IPアドレスやドメインがブラックリストに登録されてしまう恐れもあります。ブラックリストに登録されてしまうと、配信メール以外のメールも届かなくなってしまいます。
継続的なメール配信を行っていこうとしたときに、上記のデメリットが弊害になるかもしれません。こうしたデメリットを解消できるMailPoetのサービスが、これからご説明する「MailPoet送信サービス」です。
MailPoet送信サービス
「MailPoet送信サービス」は、MailPoetのサーバーからメールを配信してくれるサービスです。迷惑メールへの分類を回避するため、購読者へ確実にメールを配信してくれます。
このサービスはMailPoetのアカウントを取得・サイトと連携するだけで、条件がありますが無料で利用することができます。無料で利用できる対象は下記の通りです。
- 1,000人の購読者まで対象
- 月に5,000通のメール送信まで対象
上記の対象外でサービスを利用する場合には、プランを有料のものにアップグレードする必要があります。
配信を始めたばかりであれば、まずは無料プランの範囲で利用することができると思います。無料プランの対象となる上限を意識しつつ、配信を行っていきましょう！
ここからは「MailPoet送信サービス」の機能を有効化するまでの流れをご説明していきます。
MailPoetアカウントの取得
まずは、無料のスタータープランのMailPoetアカウントを取得します。
アカウント作成ページへの遷移方法は、下記の２通りあります。
メニューの「アップグレード」から
MailPoetメニューの「アップグレード」から、下記画像にある「無料でサインアップ！」ボタンをクリックして開きます。
ページ上部にある「アップグレード」ボタンから遷移してしまうと、有料のビジネスプランの申込へ遷移してしまうため注意してください。
「MailPoet送信サービス」の設定から
MailPoetメニューの「設定」から「送信方法」タブを開き、MailPoet送信サービスを設定する箇所の「最大1,000人の加入者に無料」ボタンをクリックして開きます。
1アカウント作成ページを確認する
アカウント作成ページが、無料のスタータープランの申込画面かどうかを確認します。
ページ左側に「Free！」という表記があればOKです。
引用：MailPoet
万が一有料プランの申込画面を開いてしまった場合は、ここが€（ユーロ）表記になっています。確認を怠って申し込んでしまうと有料会員登録に進んでしまうため、申し込み前にはきちんと確認しておきましょう！
2必要事項を入力する
アカウント作成のための必要事項となる、下記①～④の項目を入力します。
引用：MailPoet
- 登録するメールアドレスを入力します。
MailPoetの送信元等のメールアドレスと異なっていても構いません。マイページへのログインに必要です。
- ②Password
- 設定するパスワードを入力します。
マイページへのログインに必要となるため、忘れてしまわないように控えておきましょう。
- ③ニュースレターの申込
- MailPoetからのニュースレター（メルマガ）の配信有無を選択します。
月に１回の配信です。必要に応じてチェックを入れて下さい。
- ④利用規約に同意
- MailPoetの利用規約とスパムポリシーの同意にチェックを入れます。
必須の項目となるため、チェックを入れない場合にはエラーが表示されるので注意してください。
上記①～④を設定したら、オレンジ色の「Continue」ボタンをクリックします。
その後reCAPTCHA（画像認証）が表示されるので、画像を選択して進みます。
3メールアドレスを認証する
下記の画面に遷移し、入力したメールアドレス宛に確認メールが送信されます。
引用：MailPoet
MailPoetから届いている「Please activate your account」という件名のメールを開き、「Confirm your email address」という表記のリンクをクリックしてメールアドレスを認証します。
実際のメール画面
4質問事項を入力・選択する
メールアドレス認証完了ページが開ます。ページに記載されている質問事項を入力・選択して、アカウントを有効化します。
引用：MailPoet
質問は全て英語表記になっています。ブラウザの翻訳機能を使って答えていくか、下記でもご説明していきますので参考にしてくださいね。
リスト登録方法を選択する
英訳すると「購読者はどのようにしてリストに参加しましたか？」という質問です。
引用：MailPoet
選択項目の英訳は下記の通りです。
- ①他の人からリストを受け取った、または購入した
- ②彼らはオフラインで購読しました（例: 紙のサインアップ フォーム、電話、会議）
- ③彼らは私たちの製品やサービスを購入しました
- ④まだ加入者の収集を開始していません
- ⑤彼らは私たちのウェブサイトで私たちのニュースレターのリストを購読しました
- ⑥公的情報源からリストを取得しました
購読者の承認方法を選択する
英訳すると「購読者は、あなたからのメールの受信を希望していることをどのように確認しましたか？」という質問です。
引用：MailPoet
選択項目の英訳は下記の通りです。
- ①知らない
- ②自発的に電子メールアドレスを提供したため、同意したと見なされます（シングルオプトイン）
- ③確認リンクを送信し、クリックして同意を確認しました（オプトインの確認）
- ④確認および/または同意を求めませんでした
メールの最終送信日を選択する
英訳すると「リストにメールを最後に送信したのはいつですか？」という質問です。
引用：MailPoet
選択項目の英訳は下記の通りです。
- ①1年以上前
- ②1年未満前
- ③メールを送るのは初めてです！
質問事項の入力・選択が完了したら、ページ左下にある「Submit」ボタンをクリックします。
引用：MailPoet
5アカウント作成完了
ボタンをクリックしたら、MailPoetのマイページ画面が表示されます。
引用：MailPoet
アカウントが審査され、確認が完了すると再びMailPoetからメールが届きます。
「Your subscription was approved!」という件名のメールが届いたら、アカウント作成の完了です。
実際のメール画面
次の事項の設定には、ログイン画面に表示されているキーが必要になります。続けて作業ができる場合は、このままログインした画面を開いておきましょう！
アクティベーションキーの設定
MailPoetのアカウントが取得できたら、MailPoetプラグインと連携させるためにアクティベーションキーを入力して設定します。
アクティベーションキーの入力・設定方法は下記の通りです。
1MailPoetマイページへログインする
MailPoetのマイページを開きます。
「②MailPoetアカウントの取得」からページを閉じた場合、MailPoet公式サイトへアクセスし、右上の「Account」ボタンからログイン画面へ遷移し、メールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。
引用：MailPoet
2アクティベーションキーをコピーする
マイページの「My Subscriptions」タブにあるスタータープランのアクティベーションキーをコピーします。右にあるオレンジのボタンを押すとコピーできます。
引用：MailPoet
3キーアクティベーションページを開く
MailPoetメニューの「設定」から、「キーアクティベーション」のタブを開きます。
4アクティベーションキーを貼り付けて検証する
2.アクティベーションキーをコピーするでコピーしたアクティベーションキーを枠内に貼り付けて、「検証」ボタンをクリックします。
検証が完了すると、下記のようなメッセージが表示されます。
これでスタータープランとMailPoetのプラグインの連携が完了です。
5連携を確認する
「送信方法」のタブを開いて、「MailPoet送信サービス」が有効になっていれば連携されています。
またMailPoetメニューの「メール」をクリックすると、ページ上部にお知らせが表示されます。これは「有効」ボタンをクリックして構いません。
サインアップ承認が必須になる
「プラグイン「MailPoet3」を使用してメールマガジンを送れるようにする方法」の登録フォーム送信後の流れについてでもご説明していますが、購読者登録フォームから購読申込みをした場合、申込み後の流れとして２パターンあります。
【パターン１】登録フォームを送信後、すぐに購読者として登録される
【パターン２】登録フォームを送信後、入力したメールアドレス宛に「承認メール」が送信され、そのメールから承認してもらうと購読者として登録される
初期設定では【パターン２】となっていますが、通常はどちらかを選択できます。
ただし、今回ご説明をした「MailPoet送信サービス」を利用している場合、【パターン２】のサインアップ承認が必須となります。（手動で購読者を登録する場合は不要です）
MailPoetメニューの「設定」から「サインアップ承認」タブを開くと、サインアップ承認の有効の有無を選べた箇所が選択できないようになっています。
サインアップ承認が有効の場合の設定内容は、下記ページにてくわしくご説明しています。
サインアップ承認を無効にしていた場合、強制的に有効に切り替わってしまうため、承認してもらうための自動送信メールやページの設定を必ず確認しておきましょう！
メールの配信数を確認する
「①MailPoet送信サービスとは」でお伝えしましたが、MailPoet送信サービスを無料で使用するには「月に5,000通のメール送信まで対象」という条件があります。
無料プランでメール配信を続けていると、「今月は何通送信したのか」「まだ無料プランの対象内なのか」ということが気になってくるかと思います。
そんな時には、MailPoetのマイページへログインしてください。
マイページから現在加入しているプランとメールの配信数を確認することができます。
引用：MailPoet
上記の赤枠部分が、現在加入しているプラン名とメールの配信数の表示です。
無料プランの範囲内か気になる方は、こちらで確認しながら配信してください。
細かい事にはなりますが、メール配信を継続的にしていく上で送信方法は気を付けておきたい部分です。アカウントを取得すれば無料で使えるサービスになりますので、MailPoetを利用してメールを配信する際には「MailPoet送信サービス」をぜひ利用しましょう！
