ビジネスバーべQ vol.12

みなさんこんにちは、イマジンポケットスタッフの大石です。
今回は、1月21日(木)に配信された、第十二回ビジネスバーべQについてご紹介します。

今回のバーベQでは、久々にゲストの登場です。
株式会社ワクグミというデザイン会社を経営されている、田川さんをお招きしての配信となりました。
田川さんとお三方はブランドマネージャー協会がきっかけとなり、10年以上のご縁が続かれているそうです。
田川さんは、事業のブランド化を支援するクリエイティブディレクターとして活動をされていらっしゃいます。

そんな田川さんからご紹介いただくオンラインツールが、今回の食材(テーマ)である「今話題のオンラインホワイトボードmiro(ミロ)」です。
お三方共、数日前に田川さんからこのツールを教えていただいたそうなのです。
コロナ禍でzoomの利用が一般的となり、会議などのビジネスではもちろん、オンライン飲み会なんて言葉も誕生するくらいプライベートにも浸透し、使い方が多様化してきました。
このビジネスバーべQの配信も、zoomを使って行われています。
zoomは非常に便利ですが、やはり便利な中でもできる事とできない事がもちろんあり、そのできない部分を埋めるためのツールとして今回のmiro(ミロ)をご紹介していただくこととなりました。

さて、miro(ミロ)とはどんなツールなのか、まずは田川さんからご説明をいただきました。
miro(ミロ)とは、ホワイトボードをオンラインで使えるツールです。
オンライン上に複数人で利用でき、ホワイトボードを共有しながら各自文字を書いたり付箋を付けたり、意見を出し合うときに活用できる便利なサービスなのです。
付箋の色を変えられたり、絵や線、図形も描けたり、テンプレートを使うとグラフや表などを作ることも可能になります。

たしかにzoomだと、パソコンの画面を共有しながら会話をすることはできますが、一緒に物事を考えながら出し合った意見をまとめる場を共有することはできません。
しかしこのmiro(ミロ)を使えば、お互いに操作ができる場を共有できるので、オンラインでもリアルとあまり変わらないような会議が実現できるのです。

実際に会って会議するよりもいいかもしれないね、なんて話す佐治さんですが、田川さんの話を聞いているとたしかにそんな気がしてきました。

miro(ミロ)のいいところを挙げると、まず場所を取りません。
リアルで会議をして、ホワイトボードに意見を書いたり付箋を貼ったりしていくと、ボードのサイズに限りがあるので物理的に場所がなくなっていきます。
その点オンラインのサービスだと、ある程度限りはありますが、ほとんど制限がなくアウトプットがしやすくなります。
「これ以上書けない!」なんてことがなくなる、というわけですね。

そして会議と言えば、その横で内容をWordに打ち込んだり、ホワイトボードを写したりして議事録を作成する姿をよく見かけます。
このmiro(ミロ)を使えば、ホワイトボードをPDFや画像のデータで保存することができ、簡単に議事録を作ることができるため、そうした手間や人員の削減にもつながるのです。

楽しく簡単に使えるツールなので、インターネット慣れしてない人でも気分が盛り上げるというのもいい点の一つです。
ついつい夢中になっちゃいますね、と木幡さんも話していました。

このツールは既にウェブ制作やシステム開発の仕事や、関東圏だとセミナーに利用しているところが多いそうです。
大学の授業に使っている例もあります、と田川さん。

こうした良い事尽くめのオンラインツールなのですが、難点を挙げるとするならば、やはり海外製ということもあり、メニューなどが英語での記載というところです。
海外では普及が当たり前になってきている中で、日本はまだまだ遅れを取っているところが多いようですね。
いざ使ってみようと思っても、英語で書かれている文章を見るだけで退いてしまう、なんてこともあるのかもしれません。

こうした言語から敷居の高さを感じる方も多いかもしれませんが、触ってみたら意外と簡単に使える、なんてことがあるのが現状です。
田川さんは、デジタルツールは積極的に使っていって、慣れていくことが大切だと話してくれました。
デジタルに怖さを感じる人は、触ると壊れる、データがなくなる、そんな不安があるかもしれませんが、そうした失敗を恐れずどんどん使っていかないと、その便利さを感じることができなくなってしまうそうです。

元々田川さんがこのmiro(ミロ)を知ったきっかけは、やはりコロナだったそう。
開催できなくなったセミナーやワークショップを、どうしたらオンラインでリアルと同じような体験ができないかと困り考えた末に、miro(ミロ)と出会ったそうなんです。
そしてこの感覚は、困ったことを解決するために新しいことを学んだり取り組んだりする、経営と一緒かなと田川さんは続けます。
これからコロナの影響で益々進んでいくデジタルの流れに乗るためには、デジタルのやり方を積極的に取り入れていく機会を増やしていかなければならないそうです。
ツールに興味があれば使ってみて、どう使えるか模索していくということも、今の経営者のスキルとして必要なんじゃないかなという気がする、と田川さんは話します。
何事も時代に合わせていかないといけない、という奥深さを感じました。

田川さんは最後に、今の子供たちの姿から感じた話をしてくれました。
今の子供たちは、オンラインでゲームをしながら、ゲームの中で友達とコミュニケーションを取るという、自分が子供の頃には考えられない世界を生きています。
その世界が当たり前になってきているということは、モノの売り方や買い方の根本的なところが変わってきます。
これから新しいビジネスを展開していくのであれば、そこを踏まえていかないといけない、ということなんだそうです。

デジタルが加速していく世の中についていくためには、触り続けていくことが大切なんだそうです。
習うより慣れろ、という言葉がピッタリですね。
このツールが、コロナ禍で抱える問題解決の一つに繋がっていくことを期待します。

さて、次回の配信は2月4日(木)を予定しています。
次回の食材がまだ決まっていないそうですが、どんな内容の配信になるのか楽しみですね!

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