ビジネスバーべQ vol.8
みなさんこんにちは、イマジンポケットスタッフの大石です。
今回は、11月19日(木)に配信された、第八回ビジネスバーべQについてご紹介します。
今回の食材(テーマ)は、「印鑑」です。
コロナ禍の世の中で、「果たしてハンコは必要なのか?」という雰囲気が漂い始めています。
婚姻届の印鑑も省略されるとのニュースも話題に上がり、私個人としてはあの判を押す瞬間の思い出まで省略しなくてもいいのに、なんて思ったりもしました。
今回のビジネスバーベQは、そんな省略される存在になりつつある印鑑をネットショップで販売している、「ROSE STONE」の紹介から始まりました。
ROSE STONEとは、小林大伸堂という開運印鑑を制作する会社が展開する、パワーストーンで作られた“宝石印鑑”を販売しているお店です。
その名の通り、宝石のようにキラキラと輝く色鮮やかな印鑑で、女性に好まれそうなデザインをしています。
弊社の齋藤は、このROSE STONEを運営しているオーナーであるご夫婦と面識があるそうなのですが、「ROSE STONEとピッタリな感じのご夫婦」だと話します。
“綺麗なものが好き”というご夫婦で、心の底からこういうお店をやりたかったんだろうな、という雰囲気が滲み出てくるような印象だったそうです。
自分のお店に自分らしさが滲み出るなんて、とても素敵なことだと思います。
佐治さんも、その人らしさがないとビジネスは続きにくいですね、と話していました。
さて、この“印鑑”というテーマには、“コロナ禍で変わっていく世間”という副題が含まれていたように私は感じました。
コロナ禍になってからは仕事もリモートが増え、外食はテイクアウトやデリバリーに、娯楽はアウトドアよりインドアで楽しむなど、人々の生活環境は以前と比べて大分変化しています。
そんな中ハンコの必要性を問われているわけですが、もし自分が印鑑を販売している身だとしたら、この世の中の流れは非常にまずいと感じると思います。
ハンコが必要なくなる=印鑑が売れなくなる、ということになりますからね。
そうした安直な考えは、「印鑑を売る」という観点からしか市場を見れていないからだと、佐治さんが話します。
商売をしていく上で、売上はたしかに大事なことです。
しかし、売上という数字のものさしで市場を見ると、その後の経営での判断が損得になってしまうため、苦しい思いをするのだそうです。
そこで大切になるのが「価値」であると、お三方とも口を揃えました。
どれだけ価値の高いものを提供できるか、そして時代の流れによって変化する世の中に合わせ、その時代に合った価値を求めていかなければなりません。
「価値の高いものができた!」と胡坐をかいていてはだめだということですね。
現在、私たちの生活では様々な場面でデジタル化が加速しています。
AIの存在が当たり前になり、便利な世の中になっている反面、それによって失われている仕事も多々あります。
それは、デジタルでもできることを人がやっていたからだと、弊社の齋藤は言います。
デジタルでできることはデジタルに任せていくと、何が残るのでしょう?
それは、人間の感性の部分だそうです。
高い価値を提供していくためには、人間味のあるメッセージ性や、人間として大切な信用性が必要になってきます。
これからは、そうした人じゃないとできないアナログな部分で勝負していく時代になっていきます。
デジタルが進めば進むほど、逆にアナログな部分を磨いていく必要がある、ということですね。
さて、次回の配信は12月3日(木)を予定しています。
次回の食材(テーマ)は、「カゴメのファン作りの極意は」です。
ケチャップでおなじみのカゴメは、どうやってファンを作っているんでしょう?
配信をお楽しみに!