ビジネスバーべQ vol.4

みなさんこんにちは、イマジンポケットスタッフの大石です。
今回は9月4日(金)に配信された、第四回ビジネスバーべQについてご紹介します。
今回はうまく配信ができたようで安心しました!

さて今回の食材(テーマ)は、「「NiziU」のプロデュース」です。

朝の情報番組「スッキリ」で特集されている「Nizi Project」をご存じでしょうか?
韓国の有名なプロデューサーJ.Y.Parkさんによる次世代のガールズグループを作るための、オーディションや合宿の様子などを放送しています。
この「Nizi Project」で選ばれた9名のグループが、今回の食材になっている「NiziU(ニジュー)」なんですね。

驚いたことにまだデビュー前だというのに、既にオリコン三部門でNo.1を獲得しているのだそう…!
デビュー前から注目度の高さが伺えますね。
そして佐治さんは、このデビュー前から注目を集めている点に「これからの時代のビジネスのヒントがある」と言いますが、「ビジネスにはつながらない」と弊社齋藤に一蹴されてしまいました。
私は、どんな状況でもビジネスの観点から見る目を持てる、佐治さんの素晴らしい部分だと勝手に思いますがね!

まず、「NiziU」が注目される理由は何でしょう?

私もこの「Nizi Project」を見る機会が何度かありました。
女の子たちが汗を流しながら一生懸命に練習して、時には涙を流し、緊張感あふれるオーディションを勝ち抜いていく…。
プロデューサーであるJ.Y.Parkさんの指導の仕方も素晴らしいし、そんな女の子たちの成長にたくさんの人が「共感」をしたと思うんですよね、と言う佐治さん。
もうおなじみのビジネス重要ワード、「共感」という言葉が早々と登場しました。

昔、アイドルと言うと手の届かない憧れの存在である、雲の上の世界なイメージだったかと思います。
しかし最近のアイドルは、昔よりも身近に感じられる存在に近づいてきているような気がします。
それはきっと、SNSなどの普及でファンとの距離感が近くなり、親しみやすさが出てきているからなんですね。
ただ注目を集めるだけではなく、この身近さに「共感」が生まれるのかな、と木幡さんも考察しています。

この「Nizi Project」では、デビューする前の苦しさを乗り越える女の子たちの成長の過程を見せて、応援してあげたいと思う人を増やしているのです。
「成長する姿に感動をする」と話すのは、弊社の齋藤です。

齋藤は続けて、人間はみんな生まれたときから”物語”が好きなんですよ、と言います。
「紙芝居がはじまるよ~」と言うと嬉しそうに寄ってくる子供たちは、まさに”物語”を楽しみにする人間そのものだそうです。
「NiziU」は言わば、「アイドルとしてデビューするために必死に頑張る女の子たちの成長物語」なんですね。

そして今回のビジネスバーべQでは、この”物語”がキーワードになってきます。

ビジネスの基本である「共感」ですが、共感を生み出すために、”物語”言わば”ストーリー”が有効になるんだそうです。
今は、他社との差別化を考える時代ではなく、差別化を考えた時点で共感を生むことはできない、と佐治さんが言います。
独自のストーリーや想いをどう伝えていくのか、感性で好きになってもらえるか、ここが重要なのだそうです。

さて、先程の「NiziU」の話題中、ひっそり息をひそめていた弊社齋藤ですが、ビジネスの話題になった途端に意気揚々と口を開きます!

ビジネスの戦略は3つしかないよ、と切り出します。
安くしたら勝ちの「最安戦略」、最もレベルの高い商品を追及する「最高戦略」、そして個性や共感、つながるお客さんを大事にする「最愛戦略」の3つ。
最高戦略 + がっつり最愛戦略、というのが中小企業にはいいのかな、と話す齋藤に、優しい笑顔で「大事だよね、愛は」と続く佐治さん。
まぁ、そもそも愛があるからこそ人類は長く続いていて、今を生きているのだと私は思っています。
生きていくためにも、ビジネスにも、必要なのは”愛”ということですね!

その愛が一方通行ではない、というのを表しているのが、最近話題のクラウドファンディングなのではないでしょうか。
皆さんは、クラウドファンディングはご存じでしょうか?
顧客からの応援という名の資金を集める、新しい資金調達の仕組みのことです。

ここで紹介されたのが、クラウドファンディングとしては大成功の資金を調達することができた、「鯛一郎クン」という高級洋食鯛のページです。
とても長いランディングページと言われるものですが、上から読んでいくと成功の物語のようになっているんだよね、と齋藤が分析します。
そこに、地域の復興や生産者の支援などの目的が加わり、人の心を大きく動かし「共感」されたことが、成功した理由なのではないでしょうか。

今は、「○○産のブランド素材を使っている」というだけでは、商品は売れない時代です。
そんな素材のこだわりよりも、何のために○○産の素材を使っているのかという理由だったり、こだわりのためにここまでしているんだという本気を見せることの方が大事なのです。
そして、商品を、ショップを、企業のストーリーを愛してくれるファンを作っていくことが必要なんですね。

ファンの定義は、「自分たちの企業の在り方に共感して、次を応援してくれる人」と教えてくれた小橋さん。
たしかに、売上は大事です。売上が上がらないと、会社は継続できません。
でも、本当の本当に大事なのは、売上ではないのかもしれません。
お客さんの共感、応援によって支えられる企業であるというのが、幸せな経営ということなんだろうなぁ、なんて私も考えさせられる回でした。

さて次回ですが、初のゲストが登場します。
パラレルキャリアとしてSNSでビジネスをする集客のスペシャリスト、三浦さやかさんをお迎えしてお届けする予定です。
今の世の中、切っては切れない存在になっているSNSですが、有効な使い方などの話が聞けるチャンスですね!
9月18日(金)に配信予定ですので、お楽しみに!

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