ビジネスバーべQ vol.10

みなさんこんにちは、イマジンポケットスタッフの大石です。
今回は、12月17日(木)に配信された、第十回ビジネスバーべQについてご紹介します。
今年最後の配信ということもあり、今年の振り返りから始まりました。

去年の今頃は、この2020年という年がこんな年になるなんて、誰も想像していなかったのではないでしょうか。
未だに収束を見せるどころか、第三波として感染が拡大している新型コロナウィルスにより、「コロナの時代」と呼ばれている今の時代。
オンラインでの打ち合わせの提案が常識になったことで、移動の必要性が感じられなくなり、色々と断捨離をされたと話す佐治さん。
情報発信の大切さを感じ、何もやってなかった自分に気付かされてしまったと話す木幡さん。
人と会うことが制限されている中で、改めてリアルの良さや大切さを実感したと話す弊社齋藤。
お三方もこの時代を通じて、今までの価値観から変わった部分もあったそうです。

さて、少し長めの前置きになりましたが、ここから本題に入ります。
今回の食材(テーマ)は、「イタリアワイン通信講座の分析」です。

参考にしてほしい新しいビジネスモデル、と佐治さんが話しながら紹介したのは、「イタリアワイン通信講座」というサイトでした。
“1ヶ月に2本ずつ、イタリアワインが届く”
これだけを見ると、ただ単にワインが送られてくる定期の通販です。
そこに“教材”をセットにして、教育業としてのビジネスのやり方を盛り込み、知識も得られるという、既存のワイン通販とは比べられない世界を展開しているのです。

佐治さんは、これからは多くの業界が教育業になっていく、と話します。
自分にとって何が必要か、どう選んだらいいのかの基準がわからなくなってきている今、プロとしての選択基準を明確にするという教育型のビジネスモデルが主流になってくるのだそうです。

また、この「イタリアワイン通信講座」では、メンバー限定の試飲即売会が年に数回行われているそうなんです。
教育型に加えてコミュニティ型のビジネスとなり、他社では味わえない体験をすることができます。
そして間違いなく、集まるメンバーはワインが好きな方ということになるため、お客様同士でも楽しめるイベントになりますね。

ただ、この通信講座は1年で終わります。
じゃあ1年が終わった後は?という弊社齋藤の問いかけに、にやりと笑みを浮かべる佐治さん。
次の講座として、「イタリアチーズ通信講座」というものがしっかりと用意されているではありませんか。
ワインのお供として有名なチーズを学びながら、ワインも一緒に継続して楽しんでいただけるという、なんとも素晴らしい連鎖ですね。
ただ単に商品で差別化をするのではなく、いかに顧客を飽きさせない独自性を発揮できるか、ということなのだそうです。

佐治さんは続けて、大事なことはアイディアよりもビジネスモデルだ、と話します。
このコロナの時代にどんなビジネスがいいだろう?と考えたとき、ほとんどの方はアイディアしか出さないのだそう。
しかし、アイディアだけでビジネスを決行してしまうと、一時で終わっていく方ばかりで、残れるのはごくごく一部なのです。
売れることと儲かることは違うし、売れることと売れ続けることも違います。
大切なのは、売れ続けることができるビジネスモデルを作る、経営力なんだそうです。

アイディアに走った例として、佐治さんの口から「タピオカ」というワードが飛び出しました。
一時期ブームとなり、とりあえずタピオカというものには何でも飛びついていましたが、あんなに行列になっていたタピオカのお店も、今では行列の影も形もなくなっているように思います。
たしかに一時の売上はすごいものだったとは思いますが、結果的にビジネスとしての成長は遂げていないように感じます。

ビジネスモデル作りが大事である、ということはわかりました。
そして弊社齋藤はさらに、そのビジネスモデルと、自分が好きなやりたいことを合体させられるといいよね、と話します。
どんなにいいビジネスモデルでも、自分の好きでもない、やりたくないことをミッションとして掛け合わせてしまうと、いいビジネスにはなりません。
そのミッションは探しにいくのではなく、自分の内の中から探さないと、お客様をワクワクさせ続けることはできないよね、と佐治さんも続けます。

先の見えない時代だからこそ、先を見ないといけないよね、と話す佐治さん。
先が見えなくなるのは、「儲かるもの・売れるもの」という答えを探しているから。
本当に探すべき答えは、人の心はこれからどうなっていくのか、自分は何がしたいのか、ということを考えていくと、自然と見つかるのだそう。
どんな時代になっても、仕事の楽しさというのはお客様からの信頼と尊敬であり、これをうまく掴むことがビジネスの成功への道なんだそうです。
そう言い切る佐治さんの素晴らしさを感じながら、ビジネスの成功だけではなく、人の生き方としても当てはまるのではないかと思いました。

いつコロナは収束するんだろう、いつまでこんな生活が続くんだろう…そんなことを考えてしまう、先の見えない今の時代。
そんな時代だからこそ、より人の心を考えられる自分になり、自分を高めていくことが大切なのだと気付かされた今回の配信でした。

さて、次回の配信は来年1月7日(木)を予定しています。
次回の食材(テーマ)は、「しゃみせんのオンラインビジネス」です。
これからの形のビジネスモデルを紹介できるとのことで、どんな内容になるのか楽しみですね!
それではみなさん、また新しい年でお会いしましょう。
ご家族であたたかな年末年始をお過ごしください!

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